CLF 試験で頻出のデータベース系サービス整理:RDS・DynamoDB・Redshift を「3 つのグループ」で畳む

AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)で繰り返し問われるデータベース系サービスを、出題者の視点で横断整理。配点最大のドメイン 3(34%)に含まれる DB は、まず「① リレーショナル(RDS・Aurora)/② NoSQL(DynamoDB)/③ 用途特化(ElastiCache・Redshift)」の 3 つのグループに畳むのが攻略の鍵。最頻出の RDS と Aurora の違い、RDS(SQL)と DynamoDB(NoSQL)の使い分け、Redshift が「分析(OLAP)」専用である理由まで「いつ・なぜ使うか」を軸に暗記する。頻出ひっかけパターンも収録。

CLF-C02 で最も配点が大きいのは、データベースを含むドメイン 3「クラウドのテクノロジーとサービス」(34%)。DB はサービス名が多く、RDS・Aurora・DynamoDB・ElastiCache・Redshift……と覚えることが山積みに見える領域だ。だが CLF が問うのは設計やチューニングの手順ではなく 「この要件に合う DB はどれか」「SQL か NoSQL か」「分析用か取引用か」 という対応関係。だからこそ、散らばったサービスを 3 つのグループに畳んで「役割で一言暗記」するのが最短ルートになる。本記事は、データベース系サービスを 1 枚に整理し、最頻出の RDS ⇔ Aurora や RDS ⇔ DynamoDB、OLTP ⇔ OLAP まで対比カードで押さえる。範囲全体の地図は CLF ドメイン 3 攻略CLF 試験範囲完全マップ に、兄弟記事は CLF 頻出コンピューティング整理CLF 頻出ストレージ整理CLF 頻出ネットワーク整理 に、試験スペックは CLF 試験完全ガイド にある。


📑 目次

  1. 結論:DB は「3 つのグループ」に畳む
  2. 大前提:マネージド DB という発想
  3. グループ 1:リレーショナル DB(RDS・Aurora)
  4. RDS と Aurora の違い(最頻出)
  5. グループ 2:NoSQL DB(DynamoDB)
  6. グループ 3:用途特化 DB(ElastiCache・Redshift)
  7. 頻出ひっかけパターン 6 選
  8. 関連記事
  9. 関連サイト

1. 結論:DB は「3 つのグループ」に畳む

CLF の DB 問題は、「リレーショナルなマネージド DB を使いたい」「数ミリ秒で応答する超高速な NoSQL が欲しい」「ペタバイト級のデータを分析したい」といった要件文から、適切なサービスを選ばせる形が定番だ。だからこそ、各サービスを「どのグループの仕事か」で整理し、要件 → グループ → サービスの順で引ければ迷わない。


2. 大前提:マネージド DB という発想

AWS の DB サービスに共通する価値は、「マネージド(managed)」=面倒な運用を AWS が肩代わりしてくれる点にある。自前でデータベースを運用すると、サーバーの調達・OS とミドルウェアのパッチ適用・バックアップ・障害時のフェイルオーバー……と運用作業が絶えない。RDS や DynamoDB はこれらを AWS が自動で行うため、利用者はアプリケーションに集中できる


3. グループ 1:リレーショナル DB(RDS・Aurora)

1 つ目のグループは、表(テーブル)と SQL でデータを扱うリレーショナル DB。在庫・会員・受発注といった、整合性が重要な業務データの定番だ。CLF では「リレーショナル DB のマネージドサービス= RDS / Aurora」という対応を押さえる。

リレーショナル DB グループの主要サービス
評価項目
一言でいうと
使いどころ
Amazon RDS MySQL/PostgreSQL/Oracle/SQL Server 等を選べるマネージド RDB 一般的な業務・Web アプリの DB([RDS](/posts/rds/))
Amazon Aurora AWS が再設計したクラウド最適の高性能 RDB 高い性能と可用性が欲しい本番 DB([Aurora](/posts/aurora/))
RDS Multi-AZ 別 AZ に同期スタンバイを持つ高可用性構成 障害時に自動フェイルオーバー([Multi-AZ](/posts/rds-multi-az/))
リードレプリカ 読み取り専用の複製で参照負荷を分散 読み取りが多いアプリの性能向上([リードレプリカ](/posts/rds-read-replica/))
『RDS=選べるマネージド RDB、Aurora=高性能版、Multi-AZ=可用性、リードレプリカ=読み取り分散』の対応を即答できるように

4. RDS と Aurora の違い(最頻出)

DB 領域で最も問われるのが、同じリレーショナルでも RDS と Aurora をどう使い分けるか、だ。Aurora は MySQL・PostgreSQL 互換でありながら、AWS がクラウド向けに再設計したエンジンで、標準的な MySQL の最大 5 倍、PostgreSQL の最大 3 倍のスループットを謳う。

Amazon RDS ⇔ Amazon Aurora の対比
評価項目
Amazon RDS
Amazon Aurora
エンジン MySQL/PostgreSQL/MariaDB/Oracle/SQL Server から選択 MySQL・PostgreSQL 互換(AWS 独自設計)
性能 標準的なエンジン性能 MySQL の最大 5 倍・PostgreSQL の最大 3 倍
可用性 Multi-AZ で待機系を確保 3 AZ に 6 つの複製を自動分散
イメージ 幅広く選べる「標準のマネージド RDB」 性能と可用性を高めた「ハイエンド RDB」
『RDS=エンジンを幅広く選べる標準版/Aurora=高性能・高可用な AWS 独自版』——この対応で暗記する

5. グループ 2:NoSQL DB(DynamoDB)

2 つ目のグループは、表ではなくキーと値でデータを扱う NoSQL の世界。代表格が Amazon DynamoDB だ。サーバーレスでスケールし、どんなアクセス規模でも一桁ミリ秒の応答を返す。ゲームのスコア、IoT のセンサーデータ、ショッピングカート、セッション管理など、超高速・大規模・柔軟なスキーマが欲しい場面で輝く。

※ 本記事はアフィリエイト広告(Amazon アソシエイト等)を含みます


6. グループ 3:用途特化 DB(ElastiCache・Redshift)

3 つ目は、特定の用途に特化した DB 群。「速くする」キャッシュと**「分析する」データウェアハウス**が代表だ。役割がはっきり分かれているので、用途で覚えれば取り違えにくい。

用途特化 DB の役割
評価項目
一言でいうと
使いどころ
Amazon ElastiCache Redis/Memcached のインメモリキャッシュ DB の前段に置き読み取りを高速化([ElastiCache](/posts/elasti-cache-redis/))
Amazon Redshift 列指向・超並列のデータウェアハウス(DWH) ペタバイト級データの集計・BI 分析([Redshift](/posts/redshift/))
Amazon DocumentDB MongoDB 互換のドキュメント DB 既存 MongoDB アプリの移行先([DocumentDB](/posts/document-db/))
Amazon Neptune グラフ DB(関係性を扱う) SNS の友達関係・推薦・不正検知([Neptune](/posts/neptune/))
『ElastiCache=高速化キャッシュ、Redshift=分析 DWH、DocumentDB=MongoDB 互換、Neptune=グラフ』の対応を押さえる

7. 頻出ひっかけパターン 6 選

これらは「役割が近いもの・用途が紛らわしいもの」を突く CLF の典型。対比カード(「RDS ⇔ Aurora」「RDS ⇔ DynamoDB(SQL ⇔ NoSQL)」「OLTP ⇔ OLAP」「Multi-AZ ⇔ リードレプリカ」)にして「どっちがどっち?」を即答できる状態にしておけば、本番で迷わない。DB は配点が大きいドメイン 3 の中核だけに、ここを固めるだけで合格ラインがぐっと近づく。


8. 関連記事


9. 関連サイト

AWS 公式

参考