Amazon Lightsail とは?個人・小規模向け VPS 風サービス

Amazon Lightsail は AWS の入門者向け簡易サーバーサービス。EC2 や VPC の複雑さを隠し、月額固定の VPS のような感覚で利用できる。インスタンス・ストレージ・転送量・固定 IP がパッケージ化され、CLF 試験でも頻出。 ---

個人・小規模向けの「使いやすい AWS」。VPS 風の固定価格プランで Web サーバー・DB・ストレージを一括提供。


1. 概要(端的に)

Amazon Lightsail は AWS の入門者向け簡易サーバーサービス。EC2 や VPC の複雑さを隠し、月額固定の VPS のような感覚で利用できる。インスタンス・ストレージ・転送量・固定 IP がパッケージ化され、CLF 試験でも頻出。


2. 何ができるか

  • インスタンス(仮想サーバー)の起動:Linux / Windows
  • マネージド DB:MySQL / PostgreSQL
  • オブジェクトストレージ:S3 互換のシンプル UI
  • コンテナサービス:Lightsail Containers
  • ロードバランサー:シンプルな LB
  • CDN:Lightsail CDN(CloudFront 簡易版)
  • 固定価格:月額 $3.50 〜(最安プラン)

Lightsail プラン例(東京)

プラン月額vCPUメモリSSD転送量
$5$520.5 GB20 GB1 TB
$10$1021 GB40 GB2 TB
$20$2022 GB60 GB3 TB
$40$4024 GB80 GB4 TB

3. 特徴

観点特徴
料金月額固定で予測可能
対象ユーザーAWS 初心者・小規模 Web サイト・個人開発
学習コスト圧倒的に低い
柔軟性低い(EC2 ほどの選択肢なし)
EC2 移行スナップショット → AMI 経由で可能
転送量無料枠プランごとに設定(超過は別途課金)

vs EC2

観点LightsailEC2
料金月額固定時間/秒単位の従量
設定の自由度非常に高
学習コスト中〜高
高度な機能×
用途個人・小規模中〜大規模・本格運用

4. 仕組み

Lightsail は 「シンプルな UI で EC2 を裏で使う」サービス。利用者には EC2・VPC・SG の複雑さを見せず、事前定義されたプラン から選ぶだけで利用できる。

構成要素

  • インスタンス:仮想サーバー(裏は EC2 系)
  • ブループリント:起動テンプレート(WordPress 済・LAMP 済 等)
  • スナップショット:バックアップ
  • 静的 IP:無料の固定パブリック IP
  • DNS ゾーン:Lightsail 内の簡易 DNS
  • ファイアウォール:SG の簡易 UI

動作の流れ

  1. プラン選択($5/月など)
  2. ブループリント選択(WordPress・Node.js・LAMP 等)
  3. インスタンス起動 → 数分で利用開始
  4. SSH or Web SSH で接続
  5. 必要なら静的 IP・DNS・LB・DB を追加

移行パス

成長して Lightsail で足りなくなったら、EC2 への移行が用意されている:

  • スナップショット → AMI 変換
  • AMI から EC2 を起動

5. ユースケース

ユースケース 1:個人ブログ(WordPress)

ブループリントから WordPress を 5 分で構築 → 月 $5。

ユースケース 2:小規模ビジネス Web サイト

コーポレートサイト・ランディングページ。

ユースケース 3:開発検証環境

学習・実験目的。コストが固定で安心。

ユースケース 4:副業の MVP

コストを抑えて MVP を立ち上げ → 成長したら EC2 へ移行。

ユースケース 5:AWS 学習

EC2 / VPC を学ぶ前のステップとして AWS の感覚を掴む。


6. 関連用語

  • EC2 — Lightsail の本格版
  • RDS — Lightsail Managed DB のフル機能版
  • S3 — Lightsail オブジェクトストレージのフル機能版

7. 関連サイト

AWS 公式

参考


🎓 試験での出題傾向

試験重要度主な出題パターン
CLF「個人・小規模向け」「シンプルな VPS」を Lightsail と認識
SAA出題稀(基本は EC2 を選ぶ)
DVA出題ほぼなし
SOA出題ほぼなし