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EFS スループットモード完全解説|Bursting / Provisioned / Elastic

EFS スループットモードは EFS の性能特性を決める設定。バースト型・固定型・エラスティック型の 3 種があり、ワークロード特性とコストに応じて選択する。Elastic がデフォルト推奨で、使った分だけ課金される。 ---

EFS の性能(スループット)の決め方。Bursting / Provisioned / Elastic の 3 モードから選択。


1. 概要(端的に)

EFS スループットモードは EFS の性能特性を決める設定。バースト型・固定型・エラスティック型の 3 種があり、ワークロード特性とコストに応じて選択する。Elastic がデフォルト推奨で、使った分だけ課金される。


2. 何ができるか

3 モード

モード特徴用途
Bursting(バースト)サイズ比例 + バーストクレジット一般的なファイル共有
Provisioned(プロビジョンド)固定スループット指定安定した高スループット要件
Elastic(エラスティック)自動スケール + 使った分課金多くの用途で推奨(デフォルト)

3. 特徴

Bursting(バースト)

  • サイズに応じてベースラインスループット決定(50 KiB/s/GB)
  • バーストクレジットを蓄積して瞬間的に最大 100 MiB/s/TB 出せる
  • 小規模では制約になりやすい
  • 旧来のデフォルト

Provisioned(プロビジョンド)

  • スループットを固定値で指定(例:100 MB/s)
  • 容量と独立に確保
  • 大量データ処理で確実な性能が欲しい時
  • 使わなくても固定料金(注意)

Elastic(エラスティック)

  • 自動的にスケール(最大 10 GB/s 読み取り、3 GB/s 書き込み)
  • 使った分だけ課金
  • 性能予測不要
  • 2023 年以降のデフォルト推奨

選定の考え方

予測不能な変動 → Elastic
安定した高スループット要件 → Provisioned
小規模・コスト重視 → Bursting

4. 仕組み

EFS は AWS 内部の分散ファイルシステムで、スループットモードによって性能割当方式が変わる。

Bursting の仕組み

  • ベースライン:データ量 1 GB あたり 50 KiB/s
  • 100 GB → 5 MiB/s ベースライン
  • バースト時に最大 100 MiB/s/TB
  • バーストクレジットは未使用時間に蓄積

Provisioned の仕組み

  • 指定したスループットを常時保証
  • 例:100 MB/s 固定 → 24 時間その性能

Elastic の仕組み

  • 自動スケール
  • 使った分だけ課金(読み取り / 書き込み別)
  • 性能上限:10 GB/s 読み / 3 GB/s 書き

5. ユースケース

ユースケース 1:CMS(WordPress 等)の共有領域

Bursting で十分なケースが多い。

ユースケース 2:大規模データ分析

Elastic か Provisioned で高スループット確保。

ユースケース 3:機械学習データ読み込み

Elastic で読み取りピーク時に自動スケール。

ユースケース 4:開発・テスト環境

Bursting で十分。


6. 関連用語

  • EFS — スループットモードの対象
  • EBS-VolumeTypes — EBS の性能モード(似た概念)

7. 関連サイト

AWS 公式

参考


🎓 試験での出題傾向

試験重要度主な出題パターン
CLF出題なし
SAAスループット要件に応じたモード選定
DVA出題なし
SOA性能チューニング・コスト最適化